人気ブログランキング | 話題のタグを見る

悪阻で公立病院に入院する。

ひとつ前の記事の続きです。

入院する病院の病室に横になれたのは、夜10時半ごろでした。
家を出たのは8時半ごろだったので、2時間かかってますね。

一日目

婦人科の棟で、まずはナースと面談します。
今までの経緯やアレルギー、家族に病気の人はいるか、
出産予定日、多胎か単胎か、流産の経験はあるか、などなど、
とにかく色々聞かれます。それと同時に、血圧や体重を測ります。

ここで役立ったのが携帯とペン。いくつかわからない用語がありましたが、
携帯で調べたり、紙に書いてもらったりして理解できました。
例えば、「流産したことある?」とか、「膣感染症にかかったことある?」とか。
流産は広東語も同じだったので、書いてもらってすぐわかりました。
膣感染症の、膣が、発音良すぎて(汗)何度か聞き直しわかってから恥ずかしかった…。

一通り面談が終わると、簡単な内診がありました。
今まで香港の産婦人科ででは内診や経膣エコーはしてこなかったので、
少し驚きましたが、(^_^;)日本だと普通ですよね。
器具を使って中を視診してた、という表現のほうが正しいかな。

ベットに寝てからは、点滴の処置がすぐに始まりました。
確認したところ、お薬ではなくブドウ糖の入った液体とのこと。
確かに、袋見てみたら英語でグルコースって書いてました。
私の場合、500mlの袋×4が一日の量でした。
朝まで絶飲食だったし、疲れていたので意外とすぐに就寝。

二日目

朝5時に起こされ、9時にドクターのエコー(超音波)があるから
しばらくトイレに行けないので、行くなら今よ、と言われました
尿検査もしなくてはいけなかったし、渋々起きてトイレへ。
その後はもう眠れず、起きていました。
だいたい7時半頃に朝ごはんが運ばれてきますが、
私は指示が出るまで飲食禁止なので、じーっとしていました。

9時になり、エコー検査。赤ちゃんは小さいながらも元気でした。
心音も問題なかったようで、ホッと一安心…。

エコーが終わり、ナースに今日帰れますか?と聞いてみたところ、
「無理だと思います、脱水。ケトン体が高いです。」と。
う体がだるすぎて帰れないとは思ったけど、案の定。
ただ、家にいる夫と娘がとにかく心配でした。
でも、仕方ないですね、ここは体優先。
ただただ、点滴が落ちる様子をずーっと観察。
天井を眺めてはウトウトしていたなぁ。暇でした。

悪阻で公立病院に入院する。_c0365009_11092117.jpg









































ナースさん、留置針を刺すのは上手だったのですが、
自分が寝返りを打った時なんかに引っかかって、とても痛かったなぁ。

悪阻で公立病院に入院する。_c0365009_11244694.jpg









































三日目

今日は日曜日だし、なんとしても家に帰らなければ。
明日から夫も娘も仕事や幼稚園始まるしな…なんて思いながら起きました。
ナースに聞いてみたところ、ケトン体の数値はだいぶ良くなっているとのこと。
ドクターの回診で、今日退院できるか聞いてみたところ、
あなた次第です、もう少し休んでもいいのでは?とのこと。

ここで、もう少し入院していれば良かったのに、退院することを選んだ私。
(実は翌週にまた同じように3日間再入院をしてしまいました。)
午後になり、吐いていないことを確認して、退院に必要な書類を貰います。
その後、お会計をして、薬局へ行き吐き止めを処方してもらい、家に帰りました。

公立病院は本当に待ち時間が長く、普段行くにはうんざりしますが、
今回自分が入院してみて、実はすごくありがたかったです。

まず、どんな治療をしても、一日の入院費用は100ドル(香港ID所有者)。
病室は質素なものですが、医療器具は新しく、ドクター、ナース皆親切で。
私立で処置できない患者さんが、公立に運ばれてくるのがうなずけます。
香港在住歴の長いお友だちに、一番医療技術がいいのは公立の先生と聞きました。

おそらく、日系企業に勤める駐在員さん家庭は、キャッシュレスの保険が使えるので、
入院になってもアドベンとか、カノッサとか、私立の病院でも費用面では問題ないのかなと。
我が家はローカルの保険に加入しており、入院のカバーもあるのですが、
最初に現金で建て替えなければならないので、それがとてもネックで…。

とにもかくにも、今回の悪阻では大変お世話になりました。

最後に、悪阻について病院に行く目安を調べてみたのですが、

・水分が取れない
・尿が一日に3回以下
・一週間に1~2キロほど体重が落ちる
・ケトン体が出る

こんな症状がでると、病院を受診するべきとありました。
もうね、すべてが当てはまっていたので、判断は間違っていなかったと思います。
公立病院でナースの回診記録や検査の結果など、
患者や家族がいつでも確認できるように、ベッドのところに記録用紙があるのですが、
ケトン体は+3でした。どおりで干からびるわけだ(笑)。
診断書には、「Hyperemesis gravidarum(妊娠悪阻)」と書かれていました。

どうかどうか、今必死に悪阻に耐えている妊婦さんたち、
あまりにも辛いのならば、今すぐ病院に相談してほしいと思います。

香港では小さなクリニック(GP)では点滴の処方ができないので、
大きな病院にいくことになるのですが、もし公立にかかりたい場合、
普段通っている産婦人科からの紹介状があれば、とても早く診察してもらえると思います。
悪阻は薬で治せるものではないのですが、脱水には点滴が有効だと思います。
私の場合は多少吐き気も軽減して、体が潤う感じがしました。






by 18months | 2017-07-03 12:28 | 香港あれこれ


2010年4月~香港在住。2013年9月に娘を出産。日々と育児の記録に。


by 18months

カテゴリ

全体
ご挨拶
香港あれこれ
香港のビザ
香港ディズニーランド
ショッピング
楽天ショッピング
ハンドメイド
娘1歳6ヶ月
娘1歳7ヶ月
娘1歳8ヶ月
娘1歳10ヶ月
娘1歳9ヶ月
娘1歳11ヶ月
娘2歳
娘2歳1ヶ月
娘2歳2ヶ月
娘2歳3ヶ月
娘2歳4ヶ月
娘2歳5ヶ月
娘2歳6ヶ月
娘2歳7ヶ月
娘2歳8ヶ月
娘2歳9ヶ月
娘2歳10ヶ月
娘2歳11ヶ月
娘3歳~
一時帰国
旅行
娘4歳~
香港入国隔離
未分類

以前の記事

2021年 04月
2021年 03月
2019年 03月
2019年 02月
2018年 11月
2018年 08月
2018年 06月
2018年 05月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月

お気に入りブログ

ham*a
OURHOME
僕の家族日記。
HONGKONGLOG-...
鴛鴦茶餐廳 いんよんち...
西營盤街市 さかな生活
バンコク×東京日記
旧・りんごの時間。
menoco
susu in HK

◎ランキング参加◎

検索

その他のジャンル

外部リンク

記事ランキング

ブログジャンル

海外生活
子育て

画像一覧